MSX Floppy Disk Manager v0.9.9.1
ユーザマニュアル
Windows7/8/8.1/10 要.NET Framework 4.7.2

はじめに

MSX Floppy Disk Manager は、Windows上でMSXの2DDフロッピーディスクの仮想ディスク化、仮想ディスクの書き戻し、仮想ディスクのファイル編集を行うためのツールです。
fMSXBlueMSXなどのエミュレータで使用されている仮想ディスクのイメージ形式(*.DSK)を使用しているため、これらのエミュレータとWindows環境との連動も可能となります。 2DDフロッピーディスクのMSX-DOS(2)形式のフォーマット機能も備えており、実機を使用せず、フロッピーディスクのフォーマットが可能です。 本ツールにより皆様のMSXライフがますます便利になる事を願っています。

動作環境

MSX Floppy Disk Manager は、以下の環境で動作します。 Windowsの国別情報(ロケール)を判別し、2021年3月現在、日本語、英語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語での表示に対応しています。

動作確認済FDD

以下のフロッピーディスクドライブで動作する事が確認されています。論理的には、一般的な2モード、3モード搭載のFDドライブで動作するものと思います。

USB フロッピードライブ

内蔵型 フロッピードライブ


テストに快く協力頂きました方に深く感謝いたします。

導入方法

ダウンロード

ここからダウンロードして下さい。

インストール

1.ダウンロードしたsetup_v0991.zipを解凍します。
2.解凍したsetup.exeを実行し、インストーラの指示に従い、インストールして下さい。

設定


インストール完了後、ツール→オプションメニューから本画面を呼び出し、必要に応じて、起動ディスク用のイメージファイルの設定を行って下さい。 この設定を行っていない場合、FDのフォーマット時、起動ディスクを作成するのオプションが有効になりません。
項目名説 明
MSX-DOS 起動ディスクイメージの保存場所MSX-DOS.SYS、COMMAND.COMを収録した2DD形式の仮想ディスクイメージファイルを指定して下さい。
MSX-DOS2 起動ディスクイメージの保存場所MSXDOS2.SYS、COMMAND2.COMを収録した2DD形式の仮想ディスクイメージファイルを指定して下さい。
OSからのFDDの保護設定(上級者向け。)管理者権限(*1)で起動時、右の▼ボタンでドロップダウンし、設定を表示する事が出来ます。
PATH環境変数に本ツールを設定する。(コマンドラインモード用)オンにするとPATH環境変数に本ツールが追加され、コマンドラインモードで起動可能となります。
オフにするとPATH環境変数から削除されます。
リムーバルドライブのインデックス化を無効にする。オンにするとFD挿入後にWindowsによって作成されるSystem Volume Informationフォルダの作成を無効にします。

(*1)管理者権限で起動していない場合、以下のような画面となり、OSからのFDDの保護設定(上級者向け。)は使用できません。